サンレモ音楽祭 2019 Il Volo

イル ヴォーロ。
テノール2人とバリトン1人のトリオユニット。

ポップスを声楽で歌う、ポップス×クラシックのクロスオーバーの今一番アツいグループです。

オペラといえばイタリア。そのイタリアらしく、このタイプのクロスオーバーがイタリアンポップスの一面です。

織田裕二の映画アマルフィの主題歌でもあったTime to say goodbyeもそう。原曲はAndrea BocelliのCon te partirò です。確か90年代だったと思いますが、今のクロスオーバーの先駆けと言っていいでしょう。

イル ヴォーロは2015サンレモに初登場し、優勝しました。そこからの活躍は大きく、’O sole mioやvolareといった名曲もカヴァーして、日本にもファンがたくさんできました。去年日本でコンサートもしています。

優勝曲はこちら。
これは本当にズルいんですよ!その声楽の声量と安定感は他と差がめちゃくちゃ出るわけです。ここはポップスの場なのに!
さらに彼らは3人分の声とハモりという武器もある。PVもいいですが、サンレモのライブは本当に圧巻でした!!そりゃ心に響いて納得させられる。すごい!
曲もよかったです。

しかし、ポップスファンとしてはちょっと問題が。。。ポップスは自由な表現で個性とセンスで勝負しているのに対して、声楽は個性を消して、完璧な力技を見せつけます。

クロスオーバーだけの大会なら面白いですが、サンレモは土俵が違う気がします。

おそらく今回もいい線行くのでは。

クロスオーバーの歌手は他にもいます。イタリアらしくてこれはこれで好きなので期待もしていますが、あまり場を荒らさないでね、とお願いしたいところです。

エクストラ イタリア

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