サンレモ音楽祭2020 その他のトピック
最後に残りのアーティストを紹介します。
リータ パヴォーネは、48年ぶりのサンレモ!60〜70年カンツォーネ時代のレジェンドです。彼女が歌ったカンツォーネの名曲は多くの人に知られるところ。恋のいくじなしCome te non c’è nessunoが1番ですが、個人的おすすめはFortissimo。
どちらもかわいくて、歌い方や声のニュアンスの魅力的なことといったらカンツォーネ1位だと思います。
今回のサンレモは年を重ねてのステージになりますが、当時の面影を感じられたらいいですね。
ピングイー二 タッティチ ヌクレアーリは6人組の新しい音楽グループ。
イタリアではDJが盛んで、DJを取り込んだグループがひとつのカテゴリーを作れそうですが、このグループにはいません。それでいて、軽快な今風のロックポップ。バンドっぽいのもあれば、エレクトリックポップ、言葉遊び、音が多いおもしろい曲など様々な曲があるあたりがこのグループを楽しむポイントのように思います。
ラストはジョルダーナ アンジ。
彼女は入れるとしたらカンタウトーレのカテゴリーなんですが、ちょっと別にしました。
彼女はフランス人とのハーフになります。昨年のマムッド(エジプト)や2017のセルジョ スィルヴェストレ(アメリカ)のように、イタリア人だけどバックボーンに違う国の香りがするアーティストが近年目立ちます。
別に差別するわけでもないですが、やはりイタリア人の表現力と異なるところを感じたり、それがひとつの武器になっていることもあります。
イタリア好き外国人であるぼくからすると、期待してるのとちょっと違うなあと思ってしまいます。イタリア語だしワールドミュージックとしては全然ありですけどね。
ジョルダーナはきれいなのからぶっ飛んだのまでできちゃうアーティスト。ちょっとシャンソンの雰囲気も感じるかもしれません。
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